ブレないマーケティング

人は「流される」から遠くに行ける

自分が起業したのは約20年前。
何のコネも人脈も無いスタートでしたが、ありがたいことに起業した初年度以外の営業経験はありません。ご依頼いだたくお客様に日々感謝しかありません。

そして起業前に経営やマーケティングについて一緒に勉強した友人たちも今も経営者をしています。起業してから5年間で60%が廃業する現実から考えると、企業規模は大きくなくても、20年間会社が存続できている時点で優秀な経営者たちだと思っています。

この人たちにはある共通点があります。それはブレないマーケティングができている点です。

ブレないマーケティングとは

ブレないマーケティングとは、経営の考え方や理念も含めますが、自社サービスの商品やブランド、販売価格などが時代や環境に流されすぎないと言うことです。簡単に書くとコロコロ変えないと言うことです。

例えば、友人の企業のあるサービスは20年間の中で料金変更は1回、商品名(ブランド)の変更はしていません。数十年間変更せずにやれてることじたいがすごくないですか。

他の事例として有名企業を例にあげるとアイスキャンディーのガリガリ君。この商品は1981年の発売当初から、現在も赤城乳業の看板商品です。

これができる根本にはブレないマーケティングがあるからです。広告クリエイターの自分にとって、これらの成功要因や逆に失敗したケースの失敗要因も知っておくことは大事なことです。

二つの分岐点

経営をしていくとブランド、広告、価格と言った戦略面での大事な分岐点をむかえるケースが必ずあります。道に例えると、右に行けば軌道にのれる道、左に行けば崖沿いの危険な道です。しかし、すべての経営者はその先の道は見えません。だから、正解の舵取りをできる確率が多いほど優秀な経営者と言えます。

当然、私もその道は見えません。でもクリエイター、コンサルタントと言う職業柄、いろいろな職種の企業に戦略面から参加していることで経験数は数百倍は違うと思います。

この経験値から、ある程度の判断をすることはできます。「右の道は?・・・でも左に行くと危険な状況になる確率が高い。」この程度なら当たります。

但し、それを相手に言うべきか、言わずべきかは悩む部分です。経営者さんや企業担当者さんには人から意見されることを極端に嫌い人もいます。そこまで望まないクライアントさんからすれば余計なお世話ですので、私の場合は聞かれれば真摯に答えるようにしています。

それでも、もし失敗を少しでも減らしたいと思うのでしたら、何かの決断をする際は、できるだけ多くの人の意見を聞くことをお勧めいたします。

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