同業者のサインだけはもらうな!
アーティスト、芸能人、スポーツ選手などの著名人に会った時「サインください」と言ったことありますか。
私はサインと言う仕来りにあまり興味がないのでほとんど言ったことはありません。一度だけ、仕事でサッカー元日本代表監督の岡田さんにお会いした際に、サッカー好きの甥っ子へのプレゼントとしてサインをもらったことがあります。ですが、自分の仕事の同業者だけのサインは絶対にもらわない(もらいたくない)と言うポリシーがあります。
今回はその理由を掲載致しました。
サインする側・もらう側
サインはもらった時点でサインする人とファンと言う見えない図式(対等ではない関係)が構築されます。
同業者にサインをもらわない理由
私はクリエイターですので、同業者で著名なクリエイターとなると箭内道彦氏がいます。私は箭内さんの雰囲気が好きでトークショーも観に行ったこともあります。その際、会場にて「只今からサイン会をおこないます!」となりました。
ですが、サインもらうのは何か違う気がするのです。規模、予算、知名度から箭内さんレベルの仕事はしていませんが、クオリティでは、そこまで大きな差があるとは思っていません。
何よりもサインをもらってしまうと、その人を超えることができないと思うのです。
また、私は趣味でボクシングをしているのですが、ボクシングジムに来るプロを目指す練習生と呼ばれる子たちも、元世界王者の辰吉さんと会場で会った際に、サインをお願いした話を聞きました。
それも違うだろうと。
学生の頃、辰吉さんをTVで観ていて自分がボクシングファンのままなら良いのですよ。
でも、格は違うとは言え自分もプロボクサーを目指して、ボクシングで生計をたてていこうと思うなら、辰吉さんは同業者の先輩となるわけです。
偉大な先輩ですから、敬意を持つことは大切ですが、いつまでも「ワーキャー言うファン目線はやめろ!」と思います。このワーキャーサインくださいと言っている限り、本人は絶対に辰吉さんを超すことはできません。
相手も同じ人間。その人を自分が超えてやる位の気持ちでボクシングに人生をかけてほしいものです。
結局、何が書きたいかと言うと
「自分はあの人と違う」と自分で格差認定してしまうと、自分の限界にも蓋をしてしまうのです。何かで結果をだす人ってのは、根拠はなくても自分を信じられる人。つまりは…
大物だろうと同じ人間!と思い込むことが大事。
ではまた。