分煙の喫茶店とモバイルファーストインデックス
分煙の喫茶店
先日、打ち合わせで喫茶店に行きました。
そこは分煙の喫茶店で禁煙席と喫煙席のスペースの割合は4:6でした。
今どき珍しく喫煙スペースのほうが広いのです。
- 禁煙席は満席(待ち客までいる)
- 喫煙席は8割が空席
私は打ち合わせに来る人(禁煙者)のことを考えて禁煙席(私自身も禁煙者)をチョイスしたため、しばらく店の入口で待つことにしました。しばらく待っていると、別のお客さんが来て、自分と同じ禁煙席が希望のようでしたが、禁煙席が満席なことを知ると帰って行きました。
こんな風景を見てしまうと、元商圏ビジネスのマーケッターとしては「これはスペースが逆。禁煙7:喫煙3にするだけで売上は2割あがる」と思ってしまいます。そう思ったら、今度は今の仕事であるウェブの現状ともシンクロしてきました。
モバイルファーストインデックス
モバイルファーストインデックスとは、Googleがモバイルサイトを軸にサイトの検索や評価の基準を変更していくと言うことです。Googleの告知(2018年3月27日付)にこの施策は開始されています。かんたんに書くとこれからはモバイルサイトを重視しなさいと言うことです。
当たり前と言えば当たり前です。下記は管理させていただているサイトの一つを例で、ユーザーがホームページを閲覧するデバイスの比率です。
モバイル+タブレットの合計が81.9%でPCが18.1%です。
これを見ていただければわかるように、世の中はモバイルからの閲覧がPCを大きく上回っているのです。このことを私はクラアントさんには何度もアナウンスしています。
しかし、PCメインのクライアントさんには、他人ごとに思えるようで、今だに自分(PC)基準でものを考えてしまうようです。
これは上で書いた喫茶店と同じことです。
比率の少ない喫煙者基準に考えるのではなく、比率の多い方を基準にあわせていくことがユーザーに対して最適なサービスにつながります。
偉そうにここまで書いてきましたが、実は自社サイトはまだモバイル対応が出来ておりません(汗)。但し、広告の制作業者にとって、最優先しなければいけないのは不特定多数のマスではなく、ダイレクトのクライアントさんです。だから、クライアントさんのホームページはほぼモバイル対応がほぼできてきています。つまり、自社は最下位で良いのです。