大相撲でのアナウンス「女性は土俵下りて」は当たり前に起きること
大相撲舞鶴の巡業中、市長が倒れて救命処置をしている女性にたいして、場内放送で「女性は土俵下りてください」が繰り返してアナウンスされたニュースについて。
女性は看護師だったが、「行司はすぐに分からず、『土俵から下りてください』と言ってしまったという。不適切だったと認める」と謝罪した。今後については「本場所でも同様のことが起こるかもしれないが、マニュアルができていない状態。今後は対応が必要」と述べた。
引用元:毎日新聞2018年4月6日 東京朝刊
多くの人がこの行為が不適切なことだと思うでしょう。私も同じ感覚の一人ですが、現実にはアナウンスは繰り返されました。つまり、少数派にはこのアナウンスがおかしいことに気がつかない人もいるのです。
大相撲の世界で「土俵に女性はあがってはいけない」と教えられた若手の行司は教えを守ったのです。しかし、「時と場合を考えればわかるでしょう」と思うでしょうが、おかしいとは思わない(感じない)からアナウンスをしているわけです。
ニュースでは行司はわからなかったとコメントしていますが、私はそうは思いません。あの映像から女性が単なる野次馬ではないことはすぐにわかりますので。
昔、某チェーン店のエリアマネージャーをしている友人と若手の接客マニュアルについて話しをしたことがあります。若い子の中にはたまに信じられないことをする子がいます。
例えば
- 熱々のおでんとアイスクリームを同じ袋にいれる
- 領収書の名義に「前株・・・」と言われるとマエカブ様と記載する
- お客様に質問をされて「うん、うん」と答える
これは嘘のような現実の話しです。
結局、考えればわかるだろうの世界は、子供の頃に、大人社会で通用するマナーや常識を教えられる子もいれば、全くそういうことを教えられずに成人する子もいるのです。
つまり「考えればわかる」と思われる項目も記載した詳細なマニュアルが必要なのです。
●他インターネットやデザインの情報はこちらへ