こんなレンタルサーバー会社に気をつけて
今回は最近実際にあった話しを書きます。
ホームページやブログを開設するほとんどの方は、レンタルサーバーやウェブ制作会社と契約をします。大半の方が、価格や何となく目についたことからこのサーバー会社と契約をしていると思います。
地方の観光業を営むお客様から電話
当社に地方のお客様よりパンフレットのご依頼でお電話をいただきました。依頼者の方から「ホームページは検索●●●ででますから」と言われたので、検索をするとアクセスができないのです。
「ホームページにつながらないのですが(当方)」
「いや、そんなはずはないです。こっちでは表示できてますから(お客様)」
Internal Server Error(HTTP500エラー)
こういった要因は、こちら側のブロバイダ(回線業者)、ブラウザの問題など複数ありますが、今回、ブラウザに表示されているのはHTTP500エラー。
これはサーバー側の問題のエラー表示です。
なので、「おかしいですね。レンタルサーバーはどちらをお使いですか?」と聞くと名前は存じ上げない地元のレンタルサーバー会社さんでした。「恐らくレンタルサーバー側で何かしらの問題がありますのでご確認してみてください」と伝えましたが、お客様は疑心暗鬼です。
ホームページは、自分のところで表示されているので気持ちはわかりますが・・・。
クライアントに知らせず範囲制限をしていたレンタルサーバー
一時間くらい経過して再度電話をいただきました。
「契約しているレンタルサーバーの会社がアクセス制限をしていたらしく、それを解除してもらいました。」と言われたので、再接続を試みると今度はホームページにアクセスをすることができました。
私はこの話しを聞いて電話口のお客様が不憫になりました。だって、観光業の仕事の場合、全国の方にホームページを見てもらわなくてはいけないのに、レンタルサーバー会社が、お客さんに通達せずに自分の県以外からのアクセスを遮断していたのですから。
サーバーは、アクセス超過により一時的にアクセスを遮断する場合はありますが、これは重要なことなので必ず相手方へ通達をしなければなりません。
いつからこれをやっていたのかはわかりませんが、今回の件、とんでもない損害だと私は思います。この件がたちが悪いと感じたのは、自分の所在している県内ではアクセスができて、他県からは遮断する設定です。これでは範囲制限されていることに気がつくことに遅れます。
まれにエンジニアの中にはロボット的思考しか働かない人もいます。しかし、自分が他人のビジネスを預かる仕事をしている意識を持てば、このことで相手にどれだけの損失をあたえているかに脅威を感じるはずです。