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下北沢の話し
下北沢 閉店したお店

閉店と開店を繰り返す下北沢(その1)

下北沢はお店だらけ。
土日には人が溢れている。
お店は新規参入店が後をたちません。
ですが、オープンするお店の裏には閉店するお店があると言うこと。

現在、私の制作事務所で広告制作に関わらせていただいたお店の中で、唯一閉店になってしまったのお店も下北沢エリアです。

私は起業準備中の頃に、某飲食企業の経営者さんに頼まれて商圏分析の仕事をやっていました。もともとリーマン時代に、NTTドコモのコンサルティング業務をしていたことから何の問題もありません。

具体的にやることは、アサヒビールさんが大きな範囲でエリア分析をおこない、そこから、私の方でさらに詳細な分析をおこなう仕事です。

下北沢は鬼門です!

現在の制作事務所(広告制作)では、既存のお店やすでに開店が決まっているお店が対象となるため、私が商圏や立地に関しての意見を言うことはありません。

心の中で「このエリアにこれは厳しい」と思っても、すでに出店場所が決定していることに口だしをするのでは、たんなる評論家になってしまうだけで意味もありません。

また、弊社への仕事のご依頼は商圏分析ではなく広告制作ですので、ご依頼いただいたことに集中したほうが存在価値があると言うもの。しかし、頭ではそう思っても「・・・えぇ!なぜ、ココにコレを?」と思ってしまうこともあります。
なぜなら、下北沢は3カ月で閉店となる店はザラだからです。

では、何故、閉店してしまうかを私なりに書いてみます。

下北沢は人が多いのに長続きする店が少ない理由

  • 購入をしてくれない
  • 客単価が安い
  • 回転率が悪い
  • 競合が多い
  • 地代はそこそこ高い

これはお店側からすると利益の削られる5大要因です。

下北沢に来る人は、店への滞在時間が比較的に長いがお金は使わない傾向がある。何か、ケチなような印象を受けるかもしれませんが、このエリアには富裕層も多くいることから、お金がないと言うわけではなく街全体の傾向と言うか、この街の特徴と言うか、お金を使う街ではなく歩いて楽しむ場所なのです。

店側としては、客単価をあげると売上は減少し、客単価をさげれば売上はあがるが数をさばかなくてはいけない。
さらに店側としての負となるのが下北ブランドと呼ばれる地代。
こうなると飲食店の場合、FLコストが見合わなくなる。

FLコスト:Food(食材費)、人件費(Labor)

これがいっけん優良エリアに見えても長続きしない理由です。
しかし、すべての職種が上手くいかないと言うわけではありません。
この辺のところは次回にでも。

広告クリエイティブ バリューサービス

Twitter:@Jiroumori

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