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今時の課金ゲームはどうなんだ!

今と20年前を比べるとゲームって本当に変わりました。
昔、私が若くてもお金もなかった頃は、新品ではなく半額くらいになった中古ゲームを買っていましたが、それでも満足いくほど遊べていた。

最近、久しぶりにタブレットから、当時、よくやっていたシュミレーションゲームをダウンロードしてみる。
すると、先に進むたびに課金。また課金。アイテム買うのに課金・・・。
昔のようにゲームを死ぬほどやると、毎月5万~6万はかかることが予測できたのでアンインストール。
「何だ!この課金の仕組みは。」と不満がつのるばかり。ゲームの内容は素晴らしいのに・・・。

ゲームの満足感よりも、使用した金額に後悔する人のほうが多い

この課金の仕組みって人間の行動心理につけこんだ商法ですし、私はゲームが大好きだったのでわかるけど、「ここまで来たらやめたくない」、「友人に負けたくない」など、面白いゲームになればなるほど、人の自制心は効かなくなります。

販売元はこうなる人の心理を理解して、課金ポイントを組み込み、結果のわからないプレイヤーは、販売元にマインドコントロールされながらゲームを進行をしていきます。何か、こういう仕組みだと、「ゲームのコンテンツを純粋に楽しむ」とはちょっと違う気がします。

「こんな仕組みでユーザーは満足しているのか?」が気になってきたので調べてみました。

●ジャストシステムの調査結果
ソーシャルゲーム 課金への不満

●引用
ソーシャルゲームに使用した金額については「反省・後悔している」「どちらかと言えば反省・後悔している」という回答が60.6%。「反省・後悔している」と回答したユーザーに対し、今後を聞くと「減らしたい」が46.3%、「ゼロにしたい」が40.8%だった。

(有効回答数:1000人を対象)
※CNET Japan ニュース 社会(引用元)
http://japan.cnet.com/news/society/35020802/

・・・反省、後悔で6割超。やっぱり、そうだよね。

ゲーム課金が衰えない理由

さらに、この辺も調べてみました。
散財する人の中には「友人へのアイテム自慢」がよく目につきました。この他に多いのが「自制心がきかなかった」、「一度使いだすと止まらなくなった」などです。自制心のある人からすれば「やらなければいいだけ」でしょうが、人の自制心ってモロイので、そういう問題では片付けられません。

パチンコや競馬よりもひどいガチャ

課金ゲームでも一番やめられない止まらないのがガチャ。コンプガチャは消費者庁が景品表示法違反として廃止したものの、いまだにガチャに関してはユルユルの法律。消費庁側がユーザーの自制心の問題で片付けていることで、たいした調査や分析をしていない回答と言うことがわかります。結局、法律の甘いところに金の亡者たちは集まるわけですから、根本的な法の改正が必要かと思います。

もっとも、酷いのがガチャは確率を表記しなくて良い点。いきおいで月に20万円を使ってしまって後悔するユーザーもいるのに確率すら書かなくていい法律って。つまり、ガチャの本質はパチンコや競馬よりひどいギャンブル。も~これはゲームじゃないです。

 

森 二朗
森 二朗
株式会社トータルセオリー 代表
ウェブ・グラフィック・建築のクリエイター
バリューサービス
Twitter:@Jiroumori

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マルチクリエイター(何でも制作屋)の趣味日記や制作のことも書いてるブログです。