4つ以上の障壁があると仕事は流れない

進まないプロジェクト・仕事

複数の人が絡む仕事、プロジェクト、案件でなかなか進まないことを経験したことはありませんか?すごクライアント難しいことをやっているかと言えばそうでもない。
今回はその原因と対策について書いてみたいと思います。

なぜ遅れるのか?
これを数学で例えると、
同じ回答になるものに、

  • Aと言う5分で解ける計算式
  • Bと言う1時間かかる計算式

を使っているかの違いです。

この手の人たちは、長く時間をかければ必ず良いものができると思う魔術にでもかかっているようにとにかく時間をかけたがります。「しかし、プロジェクトはカレー作ってる訳じゃない!」1歩進んだと思うと次の1歩ではなく1歩下がる。しかし、残念なことに結果は5分で解いた回答と同じになる上に、そのプロジェクトじたいが劣化していく。

4つ以上の障壁があると仕事は流れない

これはカネボウを再建した元産業再生機構(COO)の冨山和彦氏の名言です。

冨山さんは東大・スタンフォード(MBA)卒でボスコン、産業再生機構を経て経営共創基盤CEOと言う経歴の方で、個人的にもリアルでお会いした方の中でも知識や頭の回転の速さにずば抜けた人です。

企業でしたら「社員→課長→部長」、プロジェクトであれば「スタッフ→担当者→プロマネ」など。どこにもある当たり前の仕組みですが、ゴールを意識しない人たちが、あれこれ違う意見をだし続け、結果がわかりもしない意見が堂々巡りをすることで仕事が円滑に流れなくなるのです。つまり、プロジェクトを遅延させる中心人物は必ずいます。

人の意見は十人十色

考えてみてください。
例えば、仲のいい友人10人で洋服を買いに行くとします。
この際に10人全員が同じ服を称賛するでしょうか。一人はAと言う服を好み、一人はBと言う服を好むのが普通のことです。

プロジェクトもこれと同じことで、全員の意見を反映しようとすれば、1枚のキャンバスに絵具をかさねるようなもので、どんどん濁った色になっていくわけです。

昔、某ウェブサイトが95%完成しているのに、そこから公開するのに約1年かかったことがあります。前記したことを再度書くと結果がわかりもしない意見が堂々巡りをしたパターンです。

私は、このプロジェクトを仕切る権限のなかったので、オブラートに包み、プロジェクトメンバーにPDCAサイクルの話をしたり、この時間がいかに自分たちの無駄な時間なのかを話しました。しかし「長く時間をかける=良いものになる」と言う魔術は、この時は解かれるとことはありませんでした。当然ながら、このプロジェクトは大失敗です。

結局、こういうことです。

アインシュタインの名言

私は、先のことなど考えたことがありません。なぜなら、すぐに来てしまうのですから。

権限を持つ人(任せられた人)が全員の意見をまとめたら、後からでる外野の意見をバッサリと切る仕切りができないと効率的な仕事はできません。

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